もしかすると脳から消滅しているだけで、楽しい記憶はあったのかもしれない。
が、思い出せる限りで楽しいと思った記憶はほとんど残っていない。
厳密には、残っているそれらの記憶よりも先に、良くなかった記憶の方が優先して想起されるというか。
遊びに行ったことは覚えているけれど、その遊びに行った先で何をしていたか思い出せず、帰りに親に怒られたことだけ覚えている友達と思っていた人の家。
「俺の友達じゃないのに俺がくっついていくのはおかしいだろ!」って反発したのに、「家にいても邪魔だからお前も行け」と追い出すように放り出され、案の定「次はお姉ちゃん(※ぼくは外見と中の性別が逆です)なしで遊ぼうね!」って伝言をもらった、どうしてくれると怒られたキョーダイの友達の家。
登っていたら足を滑らせて落ちて、周りから「ダッサᴡ」って笑われて、頭がフラフラするけど無理矢理立ち上がった幼稚園にあったチェーンネットクライム。関係ないけど、チェーンネットクライムって今は危険な遊具扱いで撤去されていたりするらしい。ということでチェーンネットクライムってなんやねんって人はこの小学校のブログ記事でも見てね。
入院していて行けなかったから描ける訳がないのに、図画工作のお題を「先日の遠足の風景を描きましょう」にしやがった挙句、「行けなかったから描けないって言うなら近所の公園の風景でも描いてたら?」と嘲笑ってきた小2の時の担任。こいついっつもやらかしてんな(過去記事に飛びます)。
全部が全部嫌な記憶という訳ではないので、少しだけだが良い記憶を思い出すことはできる。
「粂井さんに近づくと懐かれるから離れた方が良いよ!」って言われていることを暴露し、「あたしアンタから離れた方がいいと思う? こんな手紙回ってきたけど、あたしこれ身に覚えがないんだよね」と話して結局卒業までなんだかんだ一緒にいたYちゃん。
Yちゃんの家にはクローバーがたくさん咲いていて、「うち四つ葉とか五つ葉のクローバー咲いてるんだよ」って話をされたから「ええっ! クローバー探ししてもいい?」と訊いたら快諾してくれたYちゃん。
Yちゃんのお母さんやキョーダイと出会して気まずくなっていたら、「友達だから家に呼んだだけだよ」ってあっけらかんと話していたYちゃん。
Yちゃんの家にも上がらせてもらったことがある。Yちゃんはピアノを習っていて演奏が上手だった。
何より広々とした明るい空間が心地良くて、夕方まで居座ってしまったことが度々ある。
それでも、「また来たかったらいつでも来なよー!」と言ってくれたYちゃん。
Yちゃんは中学受験に成功して、それからは連絡を取り合っていないのでどうなったかは分からない。
素敵な女性だったので、今も幸せになっていてくれたら嬉しいのだけれど。
学校中から黴菌呼ばわりされてるトラブルメーカーと一緒だったことで、いじめの標的になっていなかったかだけがずっと気がかりだった。
自己肯定感が低いだけだと言われてしまえばその通りには違いないのだが、社会に対して申し訳なさと憎悪が入り混じっているので、他の人と過ごすことに申し訳なさと嫌悪しかない。
成育歴のせいなんて言えたら楽なのだろうが、社会に対して心を閉ざしてきたお前のせいと言ってしまえばそれまでの話である。実際問題そうだし。